アイビーペットクリニックでは各種ケア(爪切り・肛門嚢絞り・耳掃除:300円~)を承っております。

爪切り

爪を切る必要性

爪切りで爪を短くしておくのには以下のような理由があります。

  1. 引っかかって折れてしまうことがある
    爪が伸びて来ると、じゅうたんや飼い主さんの服に引っかかりやすくなります。引っかかってそのまま力が加わると、爪が根元で折れてしまうことがあります。人でも指先は非常に痛いですが、わんちゃんの爪折れも、他の部位に比べると非常に痛みが強い怪我です。しばらく強い痛みが続いてしまいますので、爪折れのリスクを減らすためにも爪は短くキープした方がいいでしょう。
  2. 抱っこしたときに痛い
    爪が伸びていると抱っこしたときに食い込んで痛いです。爪を切ることで抱っこによるコミュニケーションが取りやすくなり、わんちゃん・猫ちゃんとのスキンシップがスムーズに取れるようになります。
  3. 爪が巻いて肉球に刺さってしまうことがある
    特に親指の爪は伸びて来ると巻き爪になり、そのまま肉球に刺さってしまうことがあります。高齢のわんちゃん猫ちゃんでは、爪が太く分厚くなり、曲がりやすくなってくるため、親指以外の爪も巻き爪によって刺さってしまうことがあります。爪が肉球に刺さると、痛みや炎症、感染などが起こりますので、巻き爪の予防のためにも爪をしっかり切っておくことは大切です。
  4. 歩きにくくなる
    爪が伸びすぎると、歩くたびに地面に当たり爪が曲がって歩きづらくなることがあります。特に外の散歩をあまりしない室内犬の場合は、爪が伸びやすく爪が曲がって歩き方が変になってしまうこともあります。
  5. 血管が伸びてしまい、短く切れなくなる
    爪切りをしないで伸びたままにしておくと、爪の中の血管や神経も一緒に伸びてきてしまいます。そうすると、次に爪を切る時にちょっと切っただけで痛みや出血をしてしまい、あまり短く切れなくなってしまいます。定期的に爪を短くしておくことで、血管や神経が伸びてしまうのを防いでおくことができます。

爪切りのタイミング

基本は月に1回

爪切りのタイミングは、その子によっても多少違いますが、基本的には月に1回になります。高齢になってくると爪が伸びやすくなりますので、若い頃よりも頻繁に爪切りをしなければいけないことも多いため、注意してください。

親指だけは切らないといけないことも多い

外をよく散歩するわんちゃんの場合、散歩で伸びた爪が削れるため、爪切りが必要ないということも多いです。ただし、前足の親指だけは例外です。前足の親指は山道などを歩くときに使う爪ですので、普段の散歩では削れません。他の爪は削れても親指だけは伸びてしまいますので、親指の爪だけは注意して見ておくようにしましょう。

肛門嚢絞り

肛門嚢とは

肛門嚢は、ヒトは持っていない、犬と猫の肛門の横についている袋状の分泌組織です。主に臭い付けのための組織であり、犬がお尻のにおいを嗅いであいさつするのも、肛門嚢があるからだと考えられています。

肛門嚢の分泌物は、常に作られ続けており、排便時などお尻に力が入る時に排泄されています。

しぼる必要性は?

肛門嚢絞りは、爪切りと違い必ず行わないといけないものではありません。特に中型~大型犬や猫では溜まり過ぎてしまうことは多くはなく、自然に排泄されて維持することができます。

しかし、ときどき肛門嚢の分泌物を排泄することが難しく、溜まり過ぎてしまう子がいます。そういった子では肛門嚢絞りが必要になるのです。

肛門嚢が溜まったらどうなる?

肛門嚢が溜まってくると

痒みが出る

肛門嚢が溜まってくると、お尻の痒みや違和感が出てきます。お尻を頻繁に舐めたり、お尻を地面にこすって歩く(通称お尻歩き)が肛門嚢貯留のサインとしてよく見られます。

炎症を起こすリスク

肛門嚢貯留は痒みだけではありません。炎症を起こすリスクがあり、そこも問題となります。

肛門嚢の炎症「肛門嚢炎」は、急な強い痛みや出血などを伴う病気です。肛門嚢が溜まり過ぎてしまったり、細菌が入り込むと肛門嚢が熱を持ち大きく膨らます。パンパンに肛門嚢が膨らむと、場合によっては袋が破れて膿や血が出て来ることもあります。

定期的に肛門嚢を絞ることで、肛門嚢炎のリスクも少なくなります。

くさい

肛門嚢の分泌物は非常に強い刺激臭を持っています。肛門嚢が溜まってくると、犬のお尻から不快なにおいが出てきます。また、興奮したりしてお尻に力が入ると、肛門嚢の液体が排泄されて部屋中くさくなってしまうこともあります。そういった問題が起きる前に肛門嚢絞りをしておくことも大切です。

耳掃除

外耳炎は動物病院受診理由のナンバーワン

犬は非常に外耳炎になりやすい動物であり、外耳炎は動物病院の受診理由で最も多い病気です。外耳炎の早期発見や予防のためには、耳掃除を含めた耳掃除が大切です。

外耳炎がなぜ犬に多いのかは不明ですが、以下のような理由が考えられます。

  • 犬の耳道は長く複雑な構造をしているため、汚れが溜まりやすい
  • 耳が垂れて蒸れやすい犬種が多い
  • 耳道に分泌腺が多い
  • 食物アレルギー・アトピー性皮膚炎など外耳炎を併発しやすい病気が多い

犬の耳掃除は意外と難しい

上記した通り、犬の耳道の構造は複雑です。犬の耳道は水平耳道と垂直耳道という2つの部位に分かれており、L字型をしています。人のように直線状になっていないため、奥まで掃除が難しくなります。

下手に掃除をすると、耳垢を耳の奥に送ってしまったり、耳道を傷つけたりしてしまうことがあります。

ケアだけでもご遠慮なく

当院では、病気の治療だけでなく、動物が元気で健康に生活できるよう日常のケアも行います。ケアは遠慮してお願いできないという飼い主様もおられますが、ご希望の方は気を使わないでおっしゃってくださいね!