犬は犬種によって大きさも性格も大きく異なる動物です。そのため、ワンちゃんを飼う場合、お家の環境似合う犬種を買うことが大切です。

犬種を選ぶときにどのようなことを考えたらいいのかを考えてみましょう。

大型犬 vs 小型犬

まず最初にお家で飼える犬の大きさを考えてみましょう。

大型犬 小型犬 飼う

大型犬を飼うメリット/デメリット

大型犬は一般的に性格が穏やかで優しい子が多いです。やんちゃなお子さんがいる家庭などでは、お子さんが乱暴に遊んでも骨折などのリスクが少ないというメリットがあります。また、小型犬に比べると吠えない子が多いため、騒音トラブルにもなりにくいというのもメリットです。

小型犬は子どものようにかわいがる対象になることが多いですが、大型犬は「相棒」として一緒に生活するというイメージが強くなります。大型犬を一度飼うと小型犬では物足りないと感じる人も多いようですね。

ただし、大型犬は力が強いため、散歩のときにその力に負けないような力が必要になります。足腰が弱い人では散歩で引っ張られてしまうため、大型犬を飼うのは難しいかもしれません。また、家が狭い場合は運動不足になってしまうため、狭い家で飼うのであれば1日1時間以上の散歩をしてあげられないとよくないでしょう。

小型犬を飼うメリット/デメリット

小型犬は大型犬に比べて必要な運動量が少なく、力も強くないため、基本的にはどんな人でも飼うことができます。ペット飼育可のアパートやマンションでも大型犬よりは飼いやすくなります。

一方で、骨格が弱いため、お子さんがいる家庭では落としてしまったり踏んでしまったりする事故によるけがのリスクが高くなります。また、分離不安やα症候群などで大声で吠えたり攻撃性を持ってしまう子も少なくないため、しっかりしたしつけも必要になります。

人気犬種の特徴

本来であれば、すべての犬種を紹介したいのですが、ここでは人気犬種に絞って、その特徴を簡単にお話しします。

トイ・プードル

2008年以来、9年連続ナンバーワンの人気犬種です。

トイプードルは元気で賢い子が多い犬種ですので、非常に飼いやすいです。それほど癖がない犬種でもあるため、犬を飼うのが初めてという方にもおすすめできます。また、怪我シングルコートですので、下毛が抜けることもなく、抜け毛を気にしなくてもいいというのもメリットです。

その一方で、最もトリミングに頻繁に行く必要のある犬種でもあるため、トリミング代がかかります。トイプードルの毛の成長は早く、長くなると絡まりやすいため最低でも2カ月に一回トリミングに行く必要があります。また、骨が弱いため小さなお子さんのいる家庭では落下などの事故には注意が必要です。

チワワ

チワワも2000年に入ってから、常に人気ランキングベスト3に入っている人気犬種です。

チワワは非常に甘えんぼ腕寂しがりの性格ですので、わんちゃんをお家で抱っこしていたいという人にはおすすめの犬種です。運動量もそれほど多く必要ではないため、少し狭めのお家でも飼いやすい犬種です。

ただし、チワワは極端に怖がりな子も多く、メリハリをつけた可愛がり方をしないと、分離不安やα症候群など問題行動を起こしてしまう子も少なくありません。また、トイ・プードルと同じく骨が弱いため、事故には注意が必要です。チワワを飼う場合は、しつけや行動学をある程度勉強しておいてもらうことをおすすめします。

ミニチュア・ダックスフント

ミニチュア・ダックスフントは2000年代に爆発的に人気になった犬種であり、今でもまだまだ人気は衰えません。

ミニチュア・ダックスフントは元気で人懐こく、初めて犬を飼う人にもおすすめしたい犬種です。食欲旺盛な子も多く、小型犬でよくありがちな偏食などに悩むことも少ないのもメリットです。チワワやトイ・プードルに比べると骨は強いため、落下事故などによる骨折のリスクも多くはありません。

ミニチュア・ダックスフントは吠える子が多く、また声が非常に通るため集合住宅の場合には注意が必要です。吠えて近所トラブルになるという相談が最も多いのもミニチュア・ダックスフントですので、吠える癖をつけないようなしつけが大切です。また、太りやすい子が多く、ヘルニアで腰を痛めやすい犬種でもあるため、おやつをあげ過ぎないよう家族みんなで協力する必要もあります。

ポメラニアン

ポメラニアンは常に人気ランキング上位に入る犬種であり、2016年には4位にランクされています。

ポメラニアンもそれほど癖がなく、比較的飼いやすい犬種です。とにかく元気で愛らしい動きをしますので、見ていて飽きないという飼い主さんが多いです。

ポメラニアンの一番の注意点は骨の弱さです。人気犬種の中では最も骨折のリスクが高いと思われますので、小さなお子様のいる家庭では細心の注意が必要です。

柴犬

日本犬の代表、柴犬はここ2,3年でかなり増えている印象で、柴犬の子犬を見る機会が非常に増えています。

柴犬の最大の特徴は飼い主に忠実でありながら、小型犬にはない独立心を持っている点です。また、非常に表情や感情表現が豊かなところも「相棒」として飼うのに適した点です。

ただし、柴犬は犬を初めて飼う人にはあまりお勧めしません。それがしつけの難しさにあります。柴犬はリーダーには忠実な一方、リーダーと認めない人には時に攻撃性を示してしまうような気難しい部分があります。以前に比べるとずいぶん性格が穏やかな柴犬は増えてきましたが、もともと番犬として飼われてきた犬種ですので、他の犬種に比べると気性が荒くなってしまうことがあります。犬を飼ったことがあり、しっかりしつけができる人には非常におすすめですが、そうでない人では場合によっては飼い主さんも手に負えないということになることもあるので注意してください。また、換毛期にはかなり毛が抜けるのでブラッシングなどもこまめにしておいてあげるといいでしょう。

ゴールデン・レトリーバー

大型犬人気ナンバーワンはゴールデン・レトリーバーです。

ゴールデン・レトリーバーは性格が非常に穏やかで優しく、お家が広く、散歩が十分にできる人であればとっても飼いやすい犬種です。一緒に走り回ったり、一緒にくつろいだりなど小型犬とは違った触れ合い方ができるのも大きな魅力です。小さいお子さんの友達としてもおすすめしたい犬種です。

一方で、運動量が多いため部屋が狭かったり、散歩にしっかりいけない場合はあまりお勧めできません。また、小型犬に比べると平均寿命が短いため、一緒にいられる時間は少し短くなってしまうことも多いです。

保護犬という選択肢

保護犬 選ぶ 里親

個人的にぜひ考えていただきたいのが、保護犬の里親という選択肢です。

近年、犬の保護施設から保護権を引き取るという選択肢が一般的になってきました。保護犬を引き取ると

☆ 殺処分になってしまうかもしれない不幸な犬を家庭に迎え入れて幸せな生活を送らせてあげることができる

☆ ミックス(雑種)の犬が多いため、予想していなかったような発見ができる楽しみがある

☆ ペットショップやブリーダーから購入するような高額な費用が必要ない

☆ トライアルができることが多い

☆ 里親のオフ会など、わんちゃんの飼い主さん同士の交流や情報交換の機会が増え、繋がりができる

といったメリットがあります。特にトライアル期間は、里親募集以外ではほとんどなく、本当に自分に合ったわんちゃんなのか、わんちゃんがお家を気に入ってくれるのかなどを確認してから飼うことができるおすすめのシステムです。ミックス(雑種)の子は基本的にその両親の特徴を引き継ぐので、両親の犬種がわかっている場合にはそちらを参考にされるといいでしょう。

純血種を飼うことは悪いことではありませんが、わんちゃんにとっても飼い主さんにとってもメリットが大きい、保護犬を飼うという選択肢も一度考えてみてくださいね!

犬の特徴を知って家庭に合った犬種を選ぼう

犬は犬種によって体格も性格もとても大きく違う動物です。いざ飼ってみて「こんなはずじゃなかった」となってしまうとあなただけでなく、わんちゃんも不幸になってしまいます。今回はほんの少ししか犬種は照会できませんでしたが、犬を飼う場合には本で調べたり、詳しい人に効いたりして、自分の家庭に犬種を探すようにしてください。保護犬という選択肢も頭に入れておいていただけると幸いです。

アイビーペットクリニックでも犬を飼う前の相談会を開催したいと思っております。興味のある方はお気軽にお問い合わせくださいね。