わんちゃんや猫ちゃんのお口は歯石が溜まりやすい環境になっているため、ケアをしていないと若いうちから歯石が溜まり、結果として歯周病が進行してしまいます。歯周病はわんちゃん猫ちゃんで非常に多い病気であり、動物を飼う上では向き合っていかないといけない問題です。わんちゃん猫ちゃんの歯周病について知っておきましょう!

出典:https://ameblo.jp/vet-manekineko/entry-12269093283.html

そもそも歯垢とは

歯垢とは口内の細菌の塊です。唾液などのネバネバで細菌が歯にくっつき、食物などの糖分を栄養にして思考はどんどん増えていきます。歯垢の中の細菌が産生する毒性物質が原因となって、組織の炎症が引き起こされ、歯周病につながっていきます。

歯垢は歯磨きなどによって落とすことができるので、この段階で歯の隙間や歯周ポケットに溜まった歯垢を取り除く必要があります。

歯石と歯垢の違い

歯石は歯垢が石灰化したものをいいます。歯石は凸凹なので歯石ができるとその上に歯垢が付きやすくなり、さらに細菌が増殖するという悪循環を起こしてしまいます。また、歯石は歯磨きでは落とせないため、歯石になってしまうと麻酔をかけた歯石除去が必要になります。

犬や猫の口の中はあり仮性であるため、虫歯菌が繁殖しにくく、虫歯には非常にまれです。しかし、歯垢から歯石に変わるまではアルカリ性の方が早いため、犬や猫には歯石が非常に多くついてしまいます。人では歯垢を放置しておくと25日程度で歯石になるのに対して犬は3日〜5日、猫では約1週間で歯石になるといわれています。そのため普段から歯垢のうちに歯磨きで落とす必要があるのです。

歯周病の進み方

3歳以上の犬や猫のうち8割以上が歯周病と言われています。歯周病とは歯周病菌によって起こる歯茎の炎症のことです。

歯周病は最初は口臭から始まり、歯茎が腫れ上がり、さらに進行すると歯肉が溶け歯が抜け落ちたり、歯の根本に膿が溜まったりと歯肉組織に悪影響を及ぼします。酷くなると痛みも伴い食事がとれなくなってしまうため、大きなストレスとなります。

この状態を放置してしまうと歯根の膿が破裂し皮膚を破ったり、血中に歯周病菌が入り込み心臓や腎臓、肝臓に到達し、心不全や腎不全、肝不全を引き起こすことがあります。また、顎の骨にも菌が入り炎症が波及すると骨を徐々に溶かし、顎の骨が脆くなり骨折しやすくなります。

このように放置し続けると口内だけの問題ではなく、全身に影響を及ぼし命に関わる事態になってしまいます。軽視されがちな歯周病ですがとても怖い疾患なのです。

まとめ

歯周病の怖さはおわかりになりましたか?

歯周病にならないためには、しっかり歯みがきをして歯垢を放置しないことも大切です。もし、歯石になってしまったら歯周病が進行する前に動物病院で歯石除去をすることをおすすめします。

歯周病から心不全や腎不全など大きな病気にならないためにも、お口の状態に注意をしてしっかりケアをしてあげてくださいね。

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