フィラリア検査時の健康チェックについて

現在、当院では検査会社の協力によってお得に健康チェックができる、「フィラリア検査と同時に行う健康チェックキャンペーン」を実施しています。ご質問が多くなってきたので、どのような検査なのかまとめさせていただきます。

健康チェックに必要なもの

健康チェックキャンペーンは、血液で行う健康チェックです。そのために採血する必要がありますが、フィラリアの検査にも血液が必要であるため、わんちゃんの負担が増えることはありません。

健康チェックの流れ

  1. フィラリア検査時に健康チェック用の血液も一緒に採血する
  2. 院内で血液を処理して、検査センターに送る
  3. 検査結果が病院に帰ってくる
  4. 検査結果にコメントを添えてご自宅に郵送する(採血から結果がご自宅に届くまで1~2週間かかります)
    ※ 大きな異常が見つかった場合には、お電話でご連絡させていただくこともあります。

健康チェックコースのご紹介

「フィラリア検査と同時に行う健康チェックキャンペーン」で行う健康チェックには以下の2種類があります。

健康チェックコース

一般的な健康チェックを行うための健診コースです。若い子~高齢の子まですべての子におすすめのコースです。健康そうに見えても肝臓や腎臓の数値の異常や高脂血症などが見つかることもあります。わんちゃんは1年で人の4~7歳分の年を取ります。健康な時の状態を知っておくためにも年に1度の健診として、健康チェックコースをおすすめいたします。

健康チェックコースでは以下のように20項目以上の血液検査を受けることができます。

  • 完全血球計算:貧血や炎症の有無、血を止める機能などをみます。
    検査項目:赤血球数・ヘモグロビン濃度・ヘマトクリット値・白血球数・血小板数
  • 肝臓の数値:肝臓のダメージや機能を検査します
    検査項目:ALT・AST・ALP・GGT・Tbil(総ビリルビン)・TP(総蛋白)・ALB(アルブミン)
  • 腎臓の数値:腎臓から排泄される老廃物をチェックします
    検査項目:BUN(血中尿素窒素)・Cre(クレアチニン)
  • 血糖値:糖尿病や低血糖の有無を調べます
    検査項目:Glu
  • 電解質・ミネラル:体内のイオンやミネラルのバランスを調べることで特に内分泌疾患などの病気の有無や、体の異常などを見つけます。
    検査項目:ナトリウム・クロール・カリウム・カルシウム・リン・
  • 脂肪分:体内の脂肪分をチェックし、さまざまな病気を引き起こす「サイレントキラー」と呼ばれる高脂血症がないかを調べます。
    検査項目:T-cho(総コレステロール)・TG(中性脂肪)

シニアしっかりコース

シニア期に起こりやすい病気を診断できる検査を、健康チェックコースに加えたものがシニアしっかりコースです。シニアしっかりコースでは、上記の健康チェックコースで測定する項目にプラスして、以下の検査を行うことができます。

  • シスタチンC
    腎臓の機能の低下を調べる検査です。BUNやCreなどは腎臓の2/3以上の機能が失われて初めて数値に異常が出ると言われています。シスタチンCはBUNやCreよりも早く数値が上がるため、より早期に腎臓病の診断が可能になります。腎臓病は基本的には治らない病気ですが、食餌療法や投薬によって、元気に長生きしてもらうことは可能ですので、その早期発見は非常に重要になります。15㎏以上の大型犬では数値の信頼性があまりないため
  • T4
    甲状腺ホルモンです。7~8歳以降の犬に非常に多い甲状腺機能低下症の有無を調べることができます。甲状腺機能低下症では、ボーっとしている時間が長くなったり、あまり食べないのに太りやすい、毛艶が悪くなったなどの症状が出ることがあります。老化だと思っていたら実は甲状腺の病気だったということもありますので、一度検査をしておいてもらうことをおすすめいたします。
  • CRP
    体の中の炎症の有無を調べる検査です。炎症だけでなく悪性腫瘍(がん)があっても上昇することが多い数値で、CRPが上昇している場合には、体の中のどこかに異常がある可能性が高くなります。
  • GA(糖化アルブミン)
    2~3週の血糖値の平均を見る検査です。血糖値は時間によって変動するため、1回の血糖値で判断するよりも糖化アルブミンのように中期の血糖値の目安がわかる検査をすることで、より糖尿病のリスクがわかりやすくなります。

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