涼しくなったら要注意!秋に増えるペットの病気トップ5

涼しくなって過ごしやすい季節になりました。ペットと一緒にお出かけする機会も増えてきます。

そんな秋にも気を付けて欲しい病気があります。今までの獣医師としての経験から、秋に特に注意してほしい5つの病気についてお話いたします。

1.マダニの感染

日本に住むマダニにはいくつかの種類がいますが、その中でも犬や猫に寄生しやすい「フタトゲチマダニ」「キチマダニ」の活動は9~10月にピークを迎えると言われています。

マダニは犬や猫の皮膚にくっついて吸血することで、貧血や皮膚病を起こすだけでなく、バベシアやヘモバルトネラなど、命の危険のある伝染病を媒介することも知られています。さらに、最近ではヒトにも致命的なSFTS(重症熱性血小板減少症候群)の感染源としても重要な存在です。

愛犬・愛猫だけでなく、自分や家族の健康のためにも、外に行く犬や猫では秋のマダニ予防を怠らないようにしましょう。

2.虫刺され

ここ最近の猛暑の影響もあるのか、夏に活動を控えていた虫が、少し涼しくなってきた秋に一気に活動を始める傾向にあるようです。そのため、涼しくなると「散歩に行って何かに刺された」という主訴で来院される患者さんが急増します。

  • 蜂・アブ・ブユ
  • ヘビ(マムシを含む)
  • ムカデ
  • 毛虫

などが、岐阜にも生息する犬や猫を刺したり噛んだりする虫です。虫刺されの特徴は以下の通りです。

  • 散歩中に突然「キャン」と鳴く
  • 散歩中あるいは散歩後にびっこを引く
  • 散歩後に顔か手足が腫れて来る・痒がる・舐める
  • 手足を触るのを嫌がる

犬や猫では、草むらに顔を突っ込んだ時か虫を踏んだ時に刺されたり噛まれたりするため、ほとんどのケースで病変は手足か顔に出ます。マムシの毒は「出血毒」であるため、血が止まらないことも多いです。

虫刺されやヘビの咬傷が疑われる場合には早めに動物病院で診てもらいましょう。特に雨上がりの散歩のときには多くなりますので、注意してくださいね。

3.猫風邪

涼しくなると猫風邪(猫伝染性鼻気管炎=ヘルペスウイルス感染症)も増えてきます。特に子猫に多く、体力のない子猫では死に至ってしまうケースもあります。昼と夜の寒暖差の大きいこの時期には、猫風邪の悪化によって受診する猫が多くなります。

猫がくしゃみや鼻水を出したり、目やにがひどい場合には猫風邪の可能性がありますのでどうぶつ病院を受診するようにしましょう。

4.胃腸炎

昼夜の寒暖差は、胃腸の負担を増すこともあります。特に、フローリングや玄関の床に寝る犬や猫の場合、冷たい床でお腹を冷やし、下痢やおう吐などの胃腸炎を引き起こすことがあります。また、秋になり食欲が増すと、食べ過ぎや異物の誤食などによって消化不良や腸閉塞などの胃腸トラブルも起こりやすくなります。

愛犬・愛猫の食欲や便の状態などもしっかり注意して見てあげてくださいね。

5.熱中症

秋にも注意が必要なのが熱中症です。今年の真夏は異常な高温であったこともあり、基本的に常にクーラーが稼働していた家庭が多かったようで、熱中症の動物の診察がほとんどありませんでした。

涼しくなってきたこの時期になると、エアコンなしで快適に過ごせる日が増えてくるため、つい油断してしまうこともあります。しかし、9月10月には気温が30度を超える日もまだまだあります。特に気密性の高い現代の住宅では、部屋の温度や湿度が上がりやすく、お昼の間にペットの熱中症のリスクが上がります。

特に短頭種や大型犬、肥満の動物、呼吸器疾患を持つペットを飼っている家庭では、天気予報に十分注意をし、最高気温が28℃を超えるような日には、風通しを良くしたり、クーラーのセットを忘れないようにしましょう。

秋の健診もおすすめ

春にはフィラリア検査やワクチン接種など、動物病院に受診する動物は多いです。その一方、秋~冬にかけては病気がない限り動物病院に連れて行く機会が少なくなり、病気の発見が遅れてしまうケースも少なくありません。

動物病院の待ち時間が少なくなるこの時期に、健診を受けられるのもおすすめです。当院では、「ペットも健康の秋!アイビーペットクリニック秋の健診キャンペーン」と題して、キャンペーン価格でお得な特典付きの健診コースをご用意しております。

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上記の5つの病気には特に気を付けつつ、過ごしやすい秋の季節をペットと元気に過ごせるようにしてくださいね!

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