新医療機器の導入
2023年7月より当院に導入した医療機器をご紹介させていただきます。
イヌ・ネコ専用の免疫反応測定装置
「Vcheck V200」
動物用の血液検査(ホルモン測定)機です。
・炎症マーカー:犬=CRP 猫=SAA
・副腎皮質ホルモン:コルチゾール
・甲状腺ホルモン:T4
の測定を行う機械です。
今まで外部の検査センターに送らないとわからなかった
・副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
・副腎皮質機能低下症(アジソン病)
・甲状腺機能亢進症
・甲状腺機能低下症
などの病気をその日のうちに診断したり、治療の経過を確認することができるようになりました。
動物用酸素濃縮器
「PV-S」
周りの空気を取り込んで高濃度酸素を生成する機械です。
今までは屋外の酸素ボンベの100%酸素を使用していましたが、この機械を利用することで酸素の濃度を調節して使用することができるため、酸素ボンベからの冷却酸素による体温低下や長時間の手術に伴う酸素中毒のリスクを減らすことができます。
動物用パルスオキシメータ
「AniPal」
体の中の酸素濃度(酸素飽和度:SpO2)と脈拍数を連続モニタリングしてくれる機械です。
ポータブルの機械ですので、ICUの中でも利用でき、入院中の動物の状態をより正確に把握できるようになりました。